科学アドバイザー

クリングルファーマ株式会社の科学アドバイザーをご紹介いたします。

ファウンダー兼科学アドバイザー
金沢大学WPIナノ生命科学研究所
松本 邦夫教授

プロフィール
松本邦夫教授は、故中村敏一大阪大学名誉教授と共に、肝細胞増殖因子(HGF)の構造と機能に関わる研究や、HGFが神経細胞の生存を促すなど、HGFの生理活性に関わる研究を進め、病に苦しむ人に貢献することを願い、2001年12月にクリングルファーマ株式会社を起業しました。その後、2007年に金沢大学がん進展制御研究所の教授に就任後、HGFと同等の生理活性を持つ化学合成HGF、さらに、長期血中安定性能や血液脳関門を通過できる新規HGF関連分子の創成に成功するなど、HGFに関する研究で世界最先端を走っています。現在、金沢大学副学長ならびに金沢大学WPI-ナノ生命科学研究所の特任教授に加え、大学発VC株式会社ビジョンインキュベイト代表取締役を併任しています。
略歴
1981年
金沢大学理学部生物学科卒業
1986年
大阪大学大学院理学研究科博士後期課程修了(理学博士)
1986年
大阪大学医学部皮膚科学教室助手
1990年
九州大学理学部助手
1993年
大阪大学医学部助手
1996年
大阪大学大学院医学系研究科准教授
1998年
ブラウン大学 客員 准教授(~1999年)
2007年
金沢大学がん進展制御研究所教授
2017年
金沢大学ナノ生命科学研究所 教授
2021年
金沢大学がん進展制御研究 所長
2022年
金沢大学副学長(産学連携・研究(総括)担当)(現任)
2023年
株式会社ビジョンインキュベイト 代表取締役(現任)
2024年
金沢大学 WPIナノ生命科学研究所・特任教授(現任)

科学アドバイザー
慶應義塾大学再生医療リサーチセンター
岡野 栄之教授

プロフィール
岡野栄之教授は、長年にわたり中枢神経系の発生と再生の研究で世界をリードしており、分子神経生物学、発生生物学及び再生医学の分野において世界的に著名な研究者です。近年、岡野教授は、慶應義塾大学医学部整形外科中村雅也教授と共にiPS細胞を使った脊髄損傷の再生医療研究を精力的に推進する一方、ALS等の神経難病に対するiPS細胞を用いた創薬研究にも注力しています。当社は、岡野教授より脊髄損傷をはじめとする神経難病に対する研究開発に関して有益な助言を受けながら、HGFタンパク質の一刻も早い社会実装を目指しています。
略歴
1983年
慶應義塾大学医学部卒業
1983年
慶應義塾大学医学部生理学教室 助手
1985年
大阪大学蛋白質研究所 助手
1988年
慶應義塾大学より医学博士号を取得
1989年
ジョンズ・ホプキンス大学医学部生物化学教室 研究員
1992年
東京大学医科学研究所化学研究部 助手
1994年
筑波大学基礎医学系分子神経生物学 教授
1997年
大阪大学医学部神経機能解剖学研究部 教授
2001年
慶應義塾大学医学部生理学教室 教授 (~2024年)
2007年
慶應義塾大学大学院医学研究科 委員長(~2015年)
2015年
慶應義塾大学医学部長(~2017年)
2017年
北京大学医学部 客員教授
2017年
慶應義塾大学大学院医学研究科 委員長(~2021年)
2017年
お茶の水女子大学学長特別招聘 教授
2022年
マサチューセッツ工科大学客員 教授
2024年
慶應義塾大学再生医療リサーチセンター・センター長/教授

科学アドバイザー
慶應義塾大学医学部
中村 雅也教授

プロフィール
中村雅也教授は、脊椎・脊髄疾患領域において日本を代表する整形外科医であり、基礎研究から臨床応用まで一貫した新規脊髄再生治療法の開発を推進する研究者でもあります。中でも、脊髄損傷に対して、慶應義塾大学医学部生理学教室岡野栄之教授と共に、HGFやiPS細胞等の様々な革新的創薬シーズや技術の優れた成果を数多く報告しており、不可能と言われていた中枢神経の再生治療の実用化を牽引しています。当社は、中村教授の助言を受けながら、国内外の脊髄損傷患者に一日も早くHGF治療薬を届けられるよう開発を進めています。
略歴
1987年
慶應義塾大学医学部卒業
1998年
米国ジョージタウン大学 客員研究員
2000年
慶應義塾大学医学部 助手(整形外科学)
2004年
慶應義塾大学医学部 専任講師(整形外科学)
2012年
慶應義塾大学医学部 准教授(整形外科学)
2015年
慶應義塾大学医学部 教授(整形外科学)(現任)
2017年
慶應義塾大学医学部 医学部長補佐
2021年
慶應義塾大学医学部 副医学部長(現任)